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知立市、知立神社、パワースポットは普通にある。

知立市の知立神社を訪れてみる

知立神社のパワースポットは室町時代に建てられた多宝塔である。
みため、駐車場の中に普通にあるので
ご利益があるのかと思ってしまうが
この塔が非常に貴重なものであることは
寺社マニアでもない限り分からないだろう。



この多宝塔は平安時代初期、西暦850年に円仁(えんにん)によって
知立に建てられたものを500年ぐらい前に室町時代に再建している。

ウィキにはマムシよけにご利益とあるが
江戸時代は愛染明王が本尊としてあったので
恋愛にご利益がある塔である。

私たちの身の回りにはこうした通り過ぎてしまうような宝が存在する。
この多宝塔は日本にたくさん残っているわけではない。



もともとは仏のパワーをもらおうと建てられたものだが
明治時代に入ると廃仏きしゃくのため(詳細はウィキペディアで)
神社はいいけど仏はダメよということになった。
体裁上、うまくごまかしたところは残って、
納得いきませんみたいに粘ったところは
廃寺となってだいぶ壊されてしまっている。

歴史的にはタリバンのバーミヤン遺跡爆破に近いことを
日本もしたことがあるということだ。

そこをなんとか生き残った塔は希少価値である。
だから、もっと大切にしなければならない。




話は変るが、私は高校生のころ弓道部に入っていた
弓は立禅とよばれて精神の修行の武道であるが、
正直に告白すれば、原田知世の映画で弓道着に憧れ入部し、
スポーツ弓道のためインターハイを目指しながら、
女子部とよろしく青春を謳歌した。
禅もへったくれもないのである。

その中で、当時の先生は良いことを教えてくれた。
神様とか仏様とかがいるのかという問いに対して
「あてにせず邪魔にせず」という答えだった。
学校の先生なので何処かの偉人から引用したと思われる。
今振り返っても、仏とか神についてはもっとも適切な回答であった。

実際、2年と3年のときに我がチームはインターハイを2度経験したが
全国大会にて、神様への祈りも通じず敗退した。
私個人は市の大会の入賞どまりで、それ以上の成績は
何度も神様仏様に祈っても上達しなかったのである。
日々の祈り方が足りなかったせいもあるが

大会当日、矢が放たれる瞬間に
「お願いですからあたってください。」と
最大限に祈ってもあたりもしないことは多々あったのである。

多分他のスポーツでも一緒で
いくら神仏に祈ったところであなたの足で
100mを10秒以下で走れることはまずない。

ところが、毎日、足が速くなりますようにと
神仏に願っていれば練習する気になって
少しは足が速くなる可能性があるし、
土壇場で僅差で市の大会ぐらいは勝てる可能性は十分ある。



願いというのは程度の問題もある。
かなうものは必ずかなうので神仏は邪魔にするものではない。

パワースポットというのはないよりはあったほうが良いのだ。

PS 周辺には神も仏もいたが二宮金次郎もおられました。


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