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岐阜県多治見市永保寺は極楽の癒しスペース

岐阜多治見市の永保寺を訪ねてみる。
永保寺への道は意外にあっさりとしたものだった。

駐車場はお寺よりもだいぶ手前の踏み切りの前にあった。
こっちでよいのかなと不安に思いながら前へ進むと
徐々に古建築のにおいがしてきた。
目的地まで少し歩くほうが気分が盛り上がってとてもよい。

岐阜県多治見市永保寺は極楽の癒しスペース

坂を下っていったところに頭を出したのは
紛れもない国宝の水月場の姿である。
ちらりと見えた姿に体はざわざわとして、
すでに感動の予感をしていた。
徐々に姿を現すところに人間は興奮するようだ。

岐阜県多治見市永保寺は極楽の癒しスペース

境内に入ると観音堂が視界に入ってきた。
永保寺の水月場、観音堂は1314年に建てられた国宝である。

そしてそれ以上に永保寺庭園の美しさに圧倒されたのだった。
はやる気持ちを抑えながら観音堂と向き合うと
美しい建築と古建築のなつかしい香りがした。
これははるか昔に経験した古い建築のにおい。
とても大好きなにおいだが、きっと苔の胞子とか木材のにおいが混じった
現代の日本では嫌われるたぐいの成分だろう。

岐阜県多治見市永保寺は極楽の癒しスペース

国宝と向き合うと古建築のすばらしさを体感するとともに、
この懐かしい感じとはなんだろうと思わされる。
現代の日本の建築は朽ちることや汚れること苔むすことを嫌う。
機能を優先したため時間の経過で得ることができる
風情を捨ててしまったといえるだろう。

岐阜県多治見市永保寺は極楽の癒しスペース

庭園内にいると常に水の音が感じられる。
観音堂の横にある岩山には水がたたきつけられて
つねにしぶきがあがっている。
その岩肌と水を見つめていると、
とても現代とは思えない他の世界へ行ってしまったようだ。

岐阜県多治見市永保寺は極楽の癒しスペース

永保寺にはもうひとつの国宝である開山堂があるが、
現在改修中で宮大工の作業の音が聞こえていた。
9月ごろには改修された姿が見れるそうだ。

岐阜県多治見市永保寺は極楽の癒しスペース

境内には癒されるような場所がたくさんあり、
どこに立っていても体が喜んでくれる。
静かな庭園にしばらく身をおいて、ヒーリングするなら永保寺はおすすめである。

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国宝観音堂は鎌倉時代の禅宗様建築の代表的遺産である。
鎌倉時代の建築は柱から梁が飛び出した部分、木鼻の装飾がシンプル、
江戸時代の建築のように獅子や獏や唐草などの激しい装飾はない。
そういえば中国に旅行したときも軒の先端がつりあがった寺院があったなあと思い出した。
永保寺の観音堂も大陸から伝わった雰囲気をもっている。



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