四間道 屋根神さま

名古屋駅から桜通りを東に国際センターの東に四間道(しけみち)という
古く懐かしい町並みを残した道があります。
四間道と呼ばれる町並みは火が燃え移らないように
道幅を広く四間とったことからその由来があるようです。

当時は商家が並んでいたため商いへの便宜を図って
道幅を広く取ったためでもあります。
そのおかげか、火災にあわずに古い町並みが残っています。
現在はカフェレストランや店舗にも利用され
静かで雰囲気のあるエリアになっていて、歩くと楽しいです。

その中ほどの小路を曲がるとすぐに
屋根神さまと呼ばれる家の屋根に神社が乗っている
面白い建物があります。

切り妻の家の屋根にちょこんと唐破風の曲線のある屋根が突き出て
独特の風貌を持った建築に見えます。
目玉おやじを肩に乗せたきたろうのような。。。
この屋根に神様を載せる形式は名古屋独特のスタイルのようで、
とはいえ名古屋でどこにでも見られるものではないですね。
昔はたくさんあったのでしょうか?

疫病や火災から守ってくれるようにと建てられた社で、
民家と社が合体した形式がとてもめずらしいです。

わたしが訪れたときも写真を撮影している方や
屋根神様を見に来ている方もいて
人通りは少ない穴場のパワースポットになっています。