愛知名古屋のパワースポット、東海古寺攻略

覚王山日泰寺の名前の由来は日本とタイの友好を願ってつけられている。
ロックバンドのネーミングのようにわかりやすい。
覚王山と言えばフリーマーケットや門前町の賑わいを
想像する人も多いのではないだろうか。
覚王山日泰寺の歴史は比較的新しい。



戦火にあって建物はコンクリート造がほとんどで、
古寺攻略なのになぜ覚王山をとりあげたか？　
ということだが、別に新しくてもいいじゃないか。
今回紹介するのは想像よりも建物も美しくおすすめのスポットだからだ。



私がおすすめするときはぶらり入れることと、
伽藍と呼ばれる建物の配置や周りの環境との調和など直感で訪ねる。
今、現在そこに行くととてもよい雰囲気か？
ということがパワースポットとして非常に重要だからだ。
古寺を見るのも現代建築を見るのも一緒で、
東京でスカイツリーを見たり、寺を見るのも変わりはない。



とても豊かなことなのだ。

学者がみたって観光客のおばちゃんがみたって、
その建築の価値は変わらない。
川や山やお金のようにただ流れるようにあるだけだ。
それを自分の家にもって帰ることはできないし、
その場でいかに楽しむかと言うことが、
豊かさを享受するのには最も重要なことだ。
その建築の前に立つ者でそこで見る時間の間向き合える。



寺や神社などの巨大な建築物は自分で建築することはできない。
そんな敷地も予算も持っていない現実もあるし、
仮に持っていたとしても生きているうちにそれを全て完成させるのは至難の技だ。
賢い人は見て感じて楽むことだ。

寺などの建築は徐々につけたされて完成していくことが多い。
ところが戦争やクーデターなど様々なことがあってそのままいられない。
周りの町並みを含めて、まともに見れる状態は幸せなこと。
ありがたいことであることを知らなければならない。
いまの日泰寺は周りもほどよく栄えていて良い雰囲気だ。



さて、日泰寺のおすすめはなにか。
あたらしいアイドルがいるのでそこにスポットを当ててみる。
境内に入って直ぐ見える五重の塔だ。
塔なら他にもあるからもう作らなくてもよいのでは？
と思われるかもしれないが、モーニング娘がいてもAKB48は必要だし、
AKB48がいてもSKE48はできる。
エンターテイメントや塔といったものは、
時系列と場所的に人とエネルギーや知識・財産が交わった所に立ち上がるもので、
それが目で見て解るように建つ。
その現象は奇跡といってよい。

この新しくできた五重の塔は平成9年に完成したものだが、
見ごたえがあってうつくしい。
伝統的な美しさを備えて古きよきアイドルの要素を受け継いでいて親しみやすい。
正統派アイドルを見たような気分だ。

アイドルも建築も美しくたちあがるまでの過程で多くの協力者や応援する人を必要とする。
美しく品よく出来上がったと言うことは
それだけの応援される環境があったということに他ならない。

覚王山は無料だが観光地に行ったら拝観料を払っても楽しんだ方が良い。
なぜならばその建設には多くの人の知識と財産がつぎ込まれているからだ。
まして無料ゾーンにブラリと入れるのならば、
是非訪れて手を合わせて拝むべきだろう。
良い気持ちになったのなら少しでも賽銭箱に入れる。
いずれその感動と喜びが賽銭をとおして、その寺の血肉になるからだ。



高級なホテルや最近できたビルの最上階のﾊﾞｰなども同じことが言える。
その建物の建設やインテリア、配置される人の教育には知識と財産が詰まっている。
気に入った場所があるのであれば応援代と思って、
高価な珈琲やドリンクであっても喜んで注文した方が良い。

気に入ったものには何度も足を運び応援しよう。
レストランの美味しい料理も、仏像や木像も自分で作れるかどうか、
一度まじめに考えてみた方が良い。学校の工作と訳が違う。
あなたにはできないものがそこにある。
おいしいものや美しいものを見たら素直に喜ぶことだ。

ちなみに私財を自分の資産や所有物にのみつぎ込む人がいるが、
そんなものが数百年たって自分や自分の子孫に
引き継がれることなど残念ながらほとんどない。



ちょっと離れて歩いたところにある
通天門、礼拝堂が文化財。


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