聚楽園大仏

arikui

2014年11月27日 15:49

聚楽園大仏に行ってきました。想像よりも大きいです。
スキマスイッチの大橋卓弥さんが鎌倉の大仏よりも大きいといっていることが
ウィキペディアに書いてありました。

なんの対抗意識かはわかりません。


実際、鎌倉の大仏は台座を含め高さ13.35メートル
聚楽園大仏は像高18.79メートルなので確かに大きい。

仏像が大きいことに意味があるのかという話ですが、
大仏なんだから大きくてよいのではないかと思います。




そもそも仏像のモデルとなっている釈迦は中道を教えていて、
中道というのは、まぁ ほどほどでいんじゃなぃ?ということです。

であれば、大仏自体もほどほどでなくてはいけないのか!ということですが
そこはそれ、大仏だから大きいほうがよいです。

大仏を見た人間が比較として、いろんな人間が大差なく感じられて、
牛乳を飲み続けたってこんなに大きくはなれないし、
大仏に比べればみんなほどほどの大きさだな
なんて思えればよいのではないかと思います。





この聚楽園大仏は1923年に観光用に作られていまは公園の中にあります。
もともとは鉄筋コンクリート製なのでコンクリート色なはずですが、
色は銅の色に塗られています。
塗られたものなので他の大仏のようにさびた銅の色にはならないわけです。

塗るなら金でも銀でもよかったのでしょうけど、
なんだか、ほどほどを狙って銅の色なんですね。

もしかしたら、銅じゃだめなんですか?1番じゃなきゃいけないんですか?
という議論があったのかもしれません。



大仏なのにほどほどの感じがなんともいえないないです。

釈迦は修行の末、中道を悟り、
ニーチェに言わせれば何回生まれ変わっても
人生にそれほどの深い意味はなく、
今の瞬間に喜びを感じて生きられればよいというわけです。

まあ、大仏とか巨大な建造物を見て、
でけえなぁ、すげえなぁと
見た瞬間に喜びを感じられれば、
製作者の意図を汲み取っているのでしょうね。


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