触ってしまう国府宮、尾張大国霊神社は鳥居からすごく長い

arikui

2011年05月30日 19:08

稲沢市国府宮 尾張大国霊神社は鳥居からすごく長い

尾張大国霊神社は奈良時代に国府がおかれていたことから国府宮とよばれる。
国府と同時期にあった神社で、歴史と格式がある神社だ。
その格の高さをうかがわせるのが鳥居から楼門、拝殿までの長さである。
国府宮を訪れたら鳥居から歩いて楽しんでほしい。
鳥居をくぐって参道を歩くと砂利を踏みしめる音が心地よい。



組み物の美しい楼門は室町時代に建築されたもので
屋根は入母屋造りの形で桧皮葺(ひわだぶき)
桧皮葺は桧の皮で屋根を葺いたもので
重要文化財などでみられる屋根で趣がある。
作られた当時は木の板を重ねたこわだ葺きだったようだ。



昔の建築に手で触れることはなかなか許されるものではない。
宝塔や拝殿の多くは柵で囲まれていたりする。
ところがどの寺社でも触れやすいのが楼門などの門である。



パワーに預かりたいなら木の丸太に触れてみると
とっても昔の景色が想像できるかも知れない。
思わず私も楼門の柱に手を触れてしまったが、
訪れた人が思わず触ってしまうようでその部分が心なしか色が違う。



この楼門をくぐると拝殿がある。
尾張つくりと呼ばれる。一列に配置されたつくりだ。
拝殿は江戸時代の建築物で、屋根の重なりも美しく
品格のある神社の風体をしている。



さて、国府宮の鳥居から楼門を見る
かなり遠くに引きがあってこれがまた現代では希少な雰囲気を漂わせる。



途中橋などもあるが、すでに昔の面影はなく川は地中を流れていた。
それでも参道は一直線を貫いている。


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